2010年1月27日水曜日

60歳までに1億円つくる術

丸善に立ち寄ったときに、ふと手にした書籍

資産形成に関しては前々から考えなおさねばと思っていただけに(基本的に自分は「宵越しの金は持たない」ことを美学としていた人間でしたが、さすがに人生の折り返し地点をむかえ意識に変化がありました・・・)、時折ネットの記事などは読んでましたが、いずれも提供者視点で納得できないことが多く、そのせいもあって思わず購入していた。

内容には新規性はなく基本的なことが記されているのみ。加えて筆者は金融の専門家でありながら中立なスタンスでかかれており、個人的には好感がもて、内容の納得感も高かった。

ただいわゆる HOW TO 本ではないので、具体的にどうしたらよいかはあらためて自ら考える必要があり、これ一冊で資産形成のあるべき姿が得られるといった期待を抱くともの足りないであろう。

私自身は自分なりに考えていたことがクリアになり、基本方針としては同意できる要素が多かっただけに、背中を押すきっかけとなる書籍になるであろうと感じている。

ということで、近日中にはインデックス投資を始めることにしよう。


-------------------
■書籍データ
-------------------


60歳までに1億円つくる術―25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める (幻冬舎新書)60歳までに1億円つくる術―25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める (幻冬舎新書)

幻冬舎 2009-11
売り上げランキング : 516
おすすめ平均

2010年1月21日木曜日

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる

ネットベンチャー時代からお付き合いしていた方々と飲みながら話す機会が最近続いたが、どうも私の理解が時代遅れであるとの感覚が強まっていた。そんな中でネットビジネスのこれまでと今後の予見を、自分なりに体系的に理解・整理したいと考え、前々から気になっていたこの書籍を手にした。

さすがにベストセラーになった書籍だけに、ネットの世界におけるこれまでの変化を体系的にわかりやすくまとめており、短時間で追体験できるような感覚がえら得た(自分自身がリアルタイムで経験していたので、その記憶再現が一気に進んだ)。

加えて最近のネットの世界での変化に関しても、個々の現象で捉えていたことが、ネットのこちら側/あちら側という視点による整理で理解が深まり、大枠での事象の捉え方が自分にインプットできた点で学び多い書籍であった。
特に次の10年への三大潮流として「インターネット」、「チープ革命」、「オープンソース」という概念で整理されている点は、一つの考え方として Eye Opening がある。

一方でグーグル賛美の姿勢に理解は出来るものの過剰感があり、まるで最近話題になる全てのテクノロジーがグーグルをベースにしているような錯覚を抱かせる点には疑問を抱く。
その意味でも他者の書籍や論文なども読み、多面的に理解を進める必要がありそう。

しばらくぶりにネットビジネスに関する興味が生まれたので、しばらくは関連書籍をあさってみようと思う。




----------------
■書籍データ
----------------

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

筑摩書房 2006-02-07
売り上げランキング : 1942
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2010年1月18日月曜日

更衣ノ鷹(下) 居眠り磐音江戸双紙 32

これまでの31巻とはあきらかに異なる展開に、正直戸惑いながら一気に読みきる。

全体に漂う閉塞感
史実で理解していながらもあまりにもあっけない死への展開
最後の最後でさらに追い討ちをかけるような死の連鎖

明らかにシリーズ全体のターニングポイントと感じる一方で、言い知れぬ疲れを覚え、読みおえたあとしばらく放心状態になっていた。

数日は感想をまとめる気持ちにもなれぬほど打ちひしがれた書籍は久しぶりだが、時間の経過とともに磐音の復活への期待の高まり(そうあって欲しいとの願望の高まり)が募り、今では次の巻を心待ちにしている。

それにしても見事に現代の閉塞感を反映させた時代小説へと仕立てあげた筆者の力量に、ただただ脱帽です。

---------------
■書籍データ
---------------

更衣ノ鷹(下)ー居眠り磐音江戸双紙(32) (双葉文庫 さ 19-36)更衣ノ鷹(下)ー居眠り磐音江戸双紙(32) (双葉文庫 さ 19-36)

双葉社 2010-01-07
売り上げランキング : 374
おすすめ平均


2010年1月15日金曜日

更衣ノ鷹(上) 居眠り磐音江戸双紙31

自分の本の読み方は、めちゃめちゃ濫読。

硬い本ばかりだと、頭が疲れるのと集中力が続かないので、
いつも小説も同時並行で読んでいることが多い。

そんななかで、この2年以上はまっている佐伯泰英さんの時代小説から。
このシリーズは平成のベストセラーとなっており、読者も多いと思う。

私自身、主人公ののどかでほのぼのとした人柄や、勧善懲悪なストーリーにいつもさわやかな読後感を覚えており、繰り返し読むほど好きな小説だが、さすがに30冊も巻を連ねると、飽きを覚え始めていたのも事実。何度か購入をやめることを考えはじめていたが、今回の展開でまた深みにはまってしまった。

この上巻は物語の導入部分で、いつもマンネリな展開ながらもどこか閉塞感漂う重たい雰囲気を感じさせる程度だが、展開が変わる予兆を感じられる話で、下巻への期待を高めつつ、一気に読みきってしまった。

このような世の中だけに、浮世離れしている主人公だが、
それがあらためて気持ちよく感じられる!!

---------------
■書籍データ
---------------

更衣ノ鷹(上)ー居眠り磐音江戸双紙(31) (双葉文庫 さ 19-35)更衣ノ鷹(上)ー居眠り磐音江戸双紙(31) (双葉文庫 さ 19-35)

双葉社 2010-01-07
売り上げランキング : 376
おすすめ平均

2010年1月14日木曜日

営業力

著者の田坂広志氏が講演が目の前で展開されたかのような錯覚を覚えた良書。
文体も田坂さんの口調そのままで、非常に理解しやすい。

内容も田坂さん実体験に基づいて書かれており、非常に具体的。その上平易な表現で記されているので、すっと頭に入ってくる。

個人的には「人間と組織を売り込むことが営業である」との考え、営業力を高めることで自分自身が磨かれるという主張には深い共感を覚えており、自分の経験ともリンクする。
商品力が無いときこそ、自分という人間が顧客に評価されているとの実感。その結果購買に至ったときの幸福感などが思い返された。
最近は営業の現場から離れているだけに、非常に懐かしく感じる一方で、またお客様との真剣勝負の場である営業に戻りたいとの思いがつのる。

一方で営業活動に対する成功の基準の高さ、プロフェッショナルとしての心構え、細部までこだわりぬく姿勢など、営業のプロとはいかなる存在であるか、その高みに驚愕するとともに、自らの至らなさを痛感する。

書籍全体から営業への愛情を感じ、読後感もさわやかで誇りを感じる良書。

営業職の方にはお勧めです。


---------------
■書籍データ
---------------

プロフェッショナル講座 営業力―「顧客の心」に処する技術と心得 (プロフェッショナル講座)プロフェッショナル講座 営業力―「顧客の心」に処する技術と心得 (プロフェッショナル講座)

ダイヤモンド社 2004-04
売り上げランキング : 74453
おすすめ平均


2010年1月10日日曜日

この人についていきたい、と思わせる21の法則

偉大なリーダーに必要な要素を21項目にまとめ紹介しており、網羅的に何が必要なのかが理解できる書籍。個人的にはリーダーシップの入門書としてはお勧めできる。

各項目ごとに自己評価の視点が提示されており、これを通じて自己を振り返り、出来ていること・出来ていないことを把握することで、今後の能力開発課題を自分なりに導くことができる。
そういった意味ではときどきリーダーシップスキルの棚卸や成長状況の把握など、ときどき振り返りのフレームワークとして活用する分には活用価値がありそう。

一方で項目ごとに記載されている能力開発のヒントは抽象度が高く漠然としており、具体的な行動につなげづらい。まあ書いてあることは確かにその通りなのだが・・・。

個人的には

  1.人格
  3.不屈の精神
  9.与えるこころ
 18.自己規律
 21.ビジョン

の5要素が特にできていないな~との反省が得られたので、
それだけでも読んだ甲斐はあったと感じている。

自己のリーダーシップスキルの向上度合いを把握する意図で、
時々この本は読み返してみようかな。

--------------
■書籍データ
--------------
この人についていきたい、と思わせる21の法則―成功者に学ぶ人間力の磨き方この人についていきたい、と思わせる21の法則―成功者に学ぶ人間力の磨き方
弓場 隆

ダイヤモンド社 2008-02-29
売り上げランキング : 165734
おすすめ平均


2010年1月5日火曜日

今年の抱負:100冊以上の書籍を読む!!

今年の抱負として2010年の「10」の数字にちなんだ目標を考えた。

いくつか考えた今年の目標の中に、読書をいれてみた。
毎年書籍はそれなりに読んでいるが、冊数を数えたことはない。
果たしてどれだけ読んでいるのだろうか・・・

読むだけで記憶にも残らない本もあるので、
せっかくだから読後感を簡単に書くことで、
記憶定着も図りつつ、読書を楽しんでみようかと。

あわせて、初体験のブログもやってみよう!!

ということで単なる読書感想をまとめたブログをはじめます。

まずは

 100冊/年

を目標に、楽しみながら本を読んでいきます。

2010.1.5 Takapon