2010年8月22日日曜日

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

ジョブスファンとしてこの本は見逃せないと、存在を知ってすぐに購入した本。

期待通りジョブスのパフォーマンスの要諦を理解できる、良著。


■「18の法則」

第1幕 ストーリーを作る
シーン1 構想はアナログでまとめる
シーン2 一番大事な問いに答える
シーン3 救世主的な目的意識を持つ
シーン4 ツイッターのようなヘッドラインを作る
シーン5 ロードマップを描く
シーン6 敵役を導入する
シーン7 正義の味方を登場させる

第2幕 体験を共有する
シーン8 禅の心で伝える
シーン9 数字をドレスアップする
シーン10「びっくりするほどキレがいい」言葉を使う
シーン11ステージを共有する
シーン12小道具を上手に使う
シーン13「うっそー!」な瞬間を演出する

第3幕 仕上げと練習を行う
シーン14存在感の出し方を身につける
シーン15簡単そうに見せる
シーン16目的に合った服装をする
シーン17台本を捨てる
シーン18楽しむ


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■書籍データ
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スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則
カーマイン・ガロ 外村仁 解説

日経BP社 2010-07-15
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2010年8月16日月曜日

プロ交渉人

思考力強化の講師を行うなかに、コミュニケーション力向上のためと
紹介しているため、あらためてコミュニケーション力に関する知見を
深めるべく手にした書籍。

交渉を生業とするプロとは、どんなスキルセットとマインドを持つ人物なのか、
どんなことに気を使い、どんな準備を行い、どう語るのか。
こんなことを知りたいと考えていたが、その点この本からある程度学ぶことができ
満足のゆく読書であった。

個人的な学び・気付きは以下の点
 
 ・交渉は常に相手がある話、相手にもメリットがあるように、
  またすべてを自分のものにせず、相手にも花を持たせること。

 ・交渉は総力戦。日ごろのネットワーク作りが重要
  言い換えると人脈形成が交渉力を高める一歩

 ・決断なしには進まない。交渉はときに決断力が求められる。
  やめるのか、続けるのかとか、どこまで譲歩するのかなど
  交渉に臨む前に判断の基準を明らかにする必要がある。

 ・交渉は顔かおで。

商談でも上記の話は適用できることが多く、その点でも
あらためて意識することができたことに感謝

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■書籍データ
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プロ交渉人―世界は「交渉」で動く (集英社新書 419B
プロ交渉人―世界は「交渉」で動く (集英社新書 419B諸星 裕

おすすめ平均
starsプロはプロです
starsすっきりした立ち姿の前向きな文章
stars交渉人に依頼するには

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2010年8月10日火曜日

外資系トップの仕事力

外資系トップの12名の方の仕事・キャリアに対する姿勢・考え方などが
まとまっているものの、これは外資に限らず仕事で成功された方に共通した
内容であると、強くモチベートされた。

また仕事観やキャリア観のみならず、人生観にもふれられている点は
今後の自分のキャリア構築や人生設計のヒントになることが多く、
大いに参考になった。

この12名の方に共通するのは、まさにビジョナリーカンパニーや
陽明学から自分が得たリーダー論の体現者であり、
強い成長意欲、諦めない強い心、利他の精神、プロとしての矜持など
あらためて自らの足りないを知り、何を高める必要があるか考える
良い切っ掛けとなった。

「事上磨錬」

まずは今の仕事を通じて己を高め、あるべき姿を強く意識しながら
そこに向かって自らを鼓舞することを、これからも継続しようとする
モチベーションをあらためて得ることができた読書だった。

良い本・良い言葉はそれだけで魂を揺さぶることができる。
そんな気付きもあらためて得られたことにも感謝。

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■書籍データ
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外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか
ISSコンサルティング

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2010年8月1日日曜日

投資戦略の発想法〈2008〉

恥ずかしながら、資産形成に関して真剣に考え始め出した中で、
Howによらない書籍を探していたなかで見つけた書籍。
数ページを流し読みしただけで、なんとなく期待が持てそうと感じたが
その感覚は間違いではなかった。

初心者として、まず投資に臨むスタンスやポートフォリオに関する考え方など
基本的な姿勢・考えから触れられており、いきなりHowに言及していない点。
また投資に関しても金融・不動産など多面的に考察を加えている点など、
筆者の考え方には個人的な考えとも合致している点があり、納得感が高い。

ただ具体的な投資論やその内容に関しては、筆者の思い入れが強く
偏りを強く感じるだけに、信頼は得られなかった。
そういった意味では、投資における基本姿勢(考え方)を知るまでの書で
具体的な方法論を考える場合には適さない。

個人的にはこの本をベースにまずはあらためて資産形成をどのように行うか
考えを巡らせることができた点で満足のゆく読書であった。


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■書籍データ
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投資戦略の発想法〈2008〉投資戦略の発想法〈2008〉
木村 剛

ナレッジフォア 2007-12
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