講義の説明において参考になる表現や内容がないか、多少の期待をもって読んだが、
この点では期待に添える点はなかった。
ただ問題解決の初心者に対しては内容がわかりやすいだけに、
最初の1冊として紹介するのはありかな。
問題解決のプロセスとして、
①あるべき姿を求めよ
②現状を分析せよ
③原因をつきとめよ
④適切な解決策をとれ
と4ステップを示している点には賛同、ただ実行上の難所や
各プロセスの実施程度(どれだけしつこく現状分析を行うかなど)を言及しておらず、
このままでは、正直実践に絶えないとの実感もある。
あまにもストーリーはうまくいきすぎるので、個人的には眉唾感が増してしまった。
これが正解という問題解決方法はないと理解しているものの、
少なくとも最も効果的なプロセスとその実行にあたっての留意点といったまとめで
書籍全体が構築されていると、より良い書籍になると感じている。
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■書籍データ
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