その意味では期待外れであった。
ただこの本を戦略理解のためとしてとらえれば、体系的に整理された内容で
わかりやすくまとめらており、学びも多い。
■戦略をみる視点としての6つ
・顧客視点でものごとをみる
・経済性の視点でみる
・変化をよみリスクにチャレンジ
・比較の中で優位性を見出す
・全体最適の視点をもつ
・因果関係と合理性の視点で考え抜く
■組織変革のための3つの戦略論
・規模の効果の検証
・経験効果のダイナミクス
・集中と選択
といった一つ一つの考えと必要性はロジカルに整理されており、
これまでの知識整理という点では手頃で良い本ではなかろうか。
ただ個人的には内容理解を促進する目的で展開されているストーリーが無駄で、
内容は陳腐でリアリティがなく、読むことで思考が散逸する感覚があったのが残念。
加えて、事あるごとにボスコンの素晴らしさ・良さに触れており、
ここに嫌悪感を多少もってしまった。
加えてその感情が芽生えたことで、企業変革を頭の中で行った内容ではと
うがった解釈を促してしまっていた。
その意味で伝え方(書き方)に関する、反面教師的な学もあった本。(^_^)
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■書籍データ
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プロが教える問題解決と戦略スキル (日経ビジネス人文庫) 相葉 宏二 日本経済新聞社 2003-03 売り上げランキング : 274241 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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