2010年9月6日月曜日

検察が危ない

郷原氏の講演を聞くにあたり読んだ本。

以前に読んだ「法令順守」が日本を滅ぼすの記憶とあわせると、
より深く氏の主張と問題提起が理解できた。

正義の象徴として認識されている検察(特に特捜)の実態を
実例やその考え・行動に至る背景をふくめて説明されることで
リアリティをもって現状が理解できる。

強大な権力がメディアと結び付くことにより、ここま思考操作がなされ
我々に正しい判断ができなくなることに、今更ながら恐怖を覚える。
かくゆう私も小沢事件に関しては、当初憤慨した一人であり、
ゆがめられた事実を真に受けた一人であるから。

あらためてこのような事実認識をもつことで、
これからの時代は情報収集力ではなく、情報解釈力の時代だと痛感する。
何が正しく何があやまりなので、自分で判断できる思考と知識をもち
自己武装することを今後も続けていきたい。

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■書籍データ
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検察が危ない (ベスト新書)検察が危ない (ベスト新書)
郷原 信郎

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