平易な表現と独特な言い回し、そして行間を利用した「間」の使い方など
講演で氏が語る口調そのままに、文章も表現されていることが興味深い。
内容に関してだが、個人的には非常に納得感が高く、これまでの自分の経験とも符合し
スッと頭に入ってきた。ただよくよく考えると一つ一つの内容に関しては、自分自身も
すでにそのような考えや行動をしてきていたので、新たな学びはそれほどない。
(これだけ全体感をもって整理できていた分けではないので、そこが最大の学び)
・企画は人・組織を動かすためのもの、
・企画書では企みを語れ、なぜ行うかを示せ
・企画をストーリーで示す
・知行合一
・読み手を意識して書き、読み手の思考を導く
など全体を貫く考え方は全く同意であり、さらにこの書籍では細かい点まで
具体的なやり方がまとまっており、初めての方や経験の浅い方にとって
非常にわかりやすく学びの多い書籍だと感じている。
個人的には積極的に後輩や部下に読むことを進めようと考えているが、
これがどれだけ重要なのかを業務を通じて理解してもらうこととセットでないと
なかなか真髄の理解にはいたらないのかなとも感じている。
おそらく自分自身も5年前にこの書籍を読んでいたら、このように感じることが
できなったであろうし・・・
いつも期待を裏切らない田坂氏の本だが、この本はなかでもベスト。
短時間で良質な知が得られたことに感謝です。
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■書籍データ
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