■経済的観点
日常生活に見られるフリーの分類は以下4種類
①直接的内部相互補助
消費者の気を引いて、他のものも買ってみようと思わせる。
最終的には対象者がなんらかの方法で金を払う
②三者間市場
やり取りする二者間は無料。第三者の広告収入でまかなう
③フリーミアム
無料と有料のバージョンを用意。
基本製品は無料だが、プレミアム版を有料にする
④非貨幣市場
対価を期待しない贈与経済。シェアを促すものは、評判や関心
■心理的観点
①心理的取引コスト
いくらであっても料金を請求することで、心理的障壁が生まれる。
フリーにより試してみようとの決断が早まり、広く潜在的顧客に出会える。
②タダのものを大切にはしない
フリーはモノやサービスを最大数の人々に届ける最良の方法だが、
それを目標にしていないときには、逆効果になりかねない。
お金を払う行為自体が、モノやサービスに価値があると認識させる。
これまでフリーを活用したマーケティングは多くの場面で活用されてきているが、(例:無料サンプル配布)ネットを活用することにより、流通コスト・製造コストなどあらゆるコストの圧縮が期待できるので、より高次なフリーが展開できる時代が今なのだと強く認識できた。
フリーを正しく理解し、活用することはこれからのマーケターの必須スキル(?)。
そう確信した。
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■書籍データ
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