書籍を通じて、「生きる」とはなにか、「学ぶ」とはなにか、「行う」とはなにかなど、自らの全ての行いに対する至らなさを指摘され、魂のレベルでそれを必要と感じさせられた。古い本ではあるが、それだけ書かれている内容・言葉が「本質」であると感銘を受ける。
また文体からも著者自身の謙虚さ、誠実さが感じられ、内容とあわさり深く心に響いた言葉も多く、誰かに伝え・後世に残したいとの想いも抱かされた。読後感にすがすがしさも残る。
多くの講義内容に感銘を受けたが、とりわけ以下が記憶に残った。
・人生二度なし/立志:
何のために生きるのか、何をなすか(何に全力を注ぐのか)を決めるべし
との言葉はあらためて強く響く。人生二度なし
・意地/凝り性/ねばり/情熱:
生涯をかけてやりぬくことが決まれば、これをやりきるための意地・こだわり・
ねばり、そしてやり続けようとする情熱が必要。ここに強い共感を覚える。
・老木の美:
老いてその生き様が美しくあるよう、今努力することを改めて誓う。
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■書籍データ
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修身教授録―現代に甦る人間学の要諦 (致知選書) 致知出版社 2001-06 売り上げランキング : 129 おすすめ平均 |
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