2010年2月16日火曜日

修身教授録―現代に甦る人間学の要諦

久しぶりに何度も読み返すべきと感じられた名著を読んだ気がする。

書籍を通じて、「生きる」とはなにか、「学ぶ」とはなにか、「行う」とはなにかなど、自らの全ての行いに対する至らなさを指摘され、魂のレベルでそれを必要と感じさせられた。古い本ではあるが、それだけ書かれている内容・言葉が「本質」であると感銘を受ける。
また文体からも著者自身の謙虚さ、誠実さが感じられ、内容とあわさり深く心に響いた言葉も多く、誰かに伝え・後世に残したいとの想いも抱かされた。読後感にすがすがしさも残る。

多くの講義内容に感銘を受けたが、とりわけ以下が記憶に残った。

 ・人生二度なし/立志:
何のために生きるのか、何をなすか(何に全力を注ぐのか)を決めるべし
    との言葉はあらためて強く響く。人生二度なし

 ・意地/凝り性/ねばり/情熱:
生涯をかけてやりぬくことが決まれば、これをやりきるための意地・こだわり・
ねばり、そしてやり続けようとする情熱が必要。ここに強い共感を覚える。

 ・老木の美:
老いてその生き様が美しくあるよう、今努力することを改めて誓う。




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■書籍データ
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修身教授録―現代に甦る人間学の要諦 (致知選書)修身教授録―現代に甦る人間学の要諦 (致知選書)

致知出版社 2001-06
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