個人的にはホンダの福井社長、全日空の大橋社長、HISの澤田社長、SBIの北尾社長の言葉が印象に残る。それぞれが発する言葉に「言霊」が宿り、ひとつの人格を形成している点が稀有な経営者であり、それぞれに含蓄のある言葉であった。
◎福井社長:
「・・・ホンダを変えることに自分達の価値があるんだ。ホンダのために働く
と考えること自体、すでにホンダウェイじゃない。
人が何のために働くのかというと、会社のためじゃない、
自分のために働くのだ。・・・」
◎大橋社長:
「生き残るのはスピード感を持って、変化に対応していくものだけだ」
「三勿三行:
三勿は三つのしてはいけないこと、怒る、怖れる、悲しむ。
三行は三つのすべきこと、正直、親切、愉快。」
◎澤田社長:
「重要なのは戦う意志。やりぬく意志。本当に正しければ、いずれルールは変わる」
「(どうすれば成功しますか?という質問に対して)
成功するまでやれば成功する。」
◎北尾社長:
「経営学の学問的成果を、積極的に取り入れていく姿勢が大事。経営者も学ぶべき」
「どんどん夢は膨らんでいます。そういう意味で、満足感とか達成感とかはない」
信念と高い志のある経営者は、あらためて魅力があることを実感した。
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■書籍データ
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